• 一般社団法人福島県再生可能エネルギー推進センター

  • Renewble Energy
  • Renewble Energy

トップページ > お知らせ > 開催報告【令和元年8月8日(木)~9日(金)福島県再エネスタディツアー~再エネまんぷく編~】を開催しました。

お知らせ

開催報告【令和元年8月8日(木)~9日(金)福島県再エネスタディツアー~再エネまんぷく編~】を開催しました。

 令和元年8月8日(木)~9(金)大学生・社会人を対象にした福島県再エネスタディツアー~再エネまんぷく編~を開催しました。全国各地から大学生3名、社会人25名にご参加いただき、今年度は浜通り地方を中心に8箇所の再エネ関連施設を訪問しました。参加者の方から、「各施設の担当の方に詳しく丁寧に説明していただき、情報量も多く大変勉強になりました。」「座学では得られないサイズ感を知ることができました。」「福島県の再エネの取組み状況、意気込みが肌で感じられました。」等のご意見をいただきました。訪問先のご担当者様にはご対応いただき、誠にありがとうございました。当センターといたしましては、皆様の思いを胸に更なる再エネ普及拡大への活力にしていきたいと思います。お世話になった訪問先をご紹介いたします。

1日目
(1)東洋システム株式会社【いわき市常磐西郷町】

 二次電池の試験評価装置メーカー。モノづくり企業だが、お客様の電池をお預かりし、自社にて評価・試験をするサービス業も展開している。いわき市常磐西郷町と協定を結び、災害時には近隣住民1000人分(×3日分)の支援物資を提供できるよう備蓄している。当日は、会社概要のご説明、製造現場をご案内いただきました。

(2)会川鉄工株式会社 四倉工場【いわき市四倉町】

 風車タワーの開発、風力発電機のメンテナンス、介護ロボットの開発等を手掛ける。タワー部品の製造では小型から大型まで対応し最大直径6.0m、ワンセクションの高さ30mまで対応。会社紹介及び製造現場、タワーを真近で見学させていただきました。

(3)JAEA楢葉遠隔技術開発センター【楢葉町】

 福島第一原子力発電所(1F)の廃止措置や災害対応等のための遠隔操作機器(ロボット等)の開発・実証試験が行える施設。当日は、研究管理棟のVRシステムで1Fの現場にいる感覚を体験し、試験棟では実規模試験エリアのスケールに驚かせられました。

 

(4)浮体式洋上ウィンドファーム(楢葉町天神岬展望コーナーにて見学)【楢葉町】

 福島洋上風力コンソーシアムが経済産業省から委託を受け推進する実証研究事業。当日は展望台から5MW風車のふくしま浜風を双眼鏡で確認、丸紅株式会社様から実証研究の概要・コンソーシアムの役割等ご説明いただきました。

(5)ハタゴイン福島広野(宿泊先にてグループワーク実施)【広野町】

 自己紹介を含め、参加した動機や楽しみにしている見学先、一日目を終えてのご感想等をお話いただきました。参加者様同士もお互いを知る良い機会となったようです。

 

2日目

(7)富岡復興メガソーラー・SAKURA【富岡町】

 2017年11月運転開始。設備容量19,800kW、一般家庭約9,100世帯分の年間発電量に相当。当日は福島発電の社長から事業概要・売電収入の一部を避難地域の復興事業に活用している等お話いただきました。

(8)えこえね南相馬ソーラーヴィレッジ【南相馬市原町区】

 南相馬市太田地区に震災と原子力災害の影響による農業への減収を補うため、半農半エネの推進モデル地区として発電設備を設置しています。当日はカボチャを栽培している森合発電所を見学し、地産地消や今後の挑戦等ご説明いただきました。

(9)福島ロボットテストフィールド【南相馬市原町区】

 2020年春全面オープンの施設。陸・海・空のフィールドロボットを主対象に、実際の使用環境を再現しながら研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行える一大研究開発拠点です。当日は研究棟でトイドローンの操縦体験や施設をご紹介いただきました。

(10)新地エネルギーセンター【新地町】

 新地町の復旧・復興への歩み、スマコミ事業として新地エネルギーセンターのご説明をいただきました。天然ガスを活用したガスコージェネレーションと太陽光発電のEMSでエネルギー地産地消と災害に強い町づくりを目指しています。