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【8/6(月)~7(火)福島県再エネスタディツアー~シーサイド編~を開催しました】
平成30年8月6日(月)~7日(火)にかけて大学生・社会人を対象にした第1回福島県再エネスタディツアー~シーサイド編~を開催しました。全国各地から大学生9名、社会人11名に参加いただきました。
今回は、浜通りを中心に9箇所の再エネ施設を訪問しました。参加者の方から、「2日間でたくさんの施設を効率的に回ることができ、とても有意義だった。」「復旧に向けた地域の前向きな取り組みが感じられた。」「肌で再エネの素晴らしさと福島県の努力を感じた。」とのご意見をいただいております。
参加いただいた皆様からのご感想、福島への思い、学ぶ姿勢には多大なる感銘を受けました。当センターといたしましては、皆様の思いを胸に更なる再エネ普及拡大への活力にしていきたいと思います。
お世話になった訪問先をご紹介いたします。
■一日目
(1)会川鉄工株式会社 四倉工場【いわき市四倉町】
日本初!風力発電施設におけるタワー部品の製造を行っており、小型から最大直径4.3m、ワンセクションの高さ30mの大型まで対応されています。会川鉄工の皆さまに迎えられ、製造現場、タワーを真近で見学させていただきました。
(2)アンフィニ株式会社 福島工場【双葉郡楢葉町】
エネルギーの総合企業であり、2017年夏、楢葉町に国内最大級の太陽電池モジュール工場を新設されました。製品を複数回検査し、高品質の製品を国内外に出荷しています。当日は、最新設備が完備された製造ライン等をご案内いただきました。
(3)ため池ソーラー(福島発電株式会社)【双葉郡楢葉町】
楢葉町下繁岡のため池上に「ならはフロートソーラー」を建設、2018年6月28日に運転を開始されました。売電収入の一部を地域貢献に活用されております。当日は、フロートソーラーの架台に乗る体験をさせていただきました。
(4)JAEA楢葉遠隔技術開発センター【双葉郡楢葉町】
福島第一原子力発電所(1F)の廃止措置や災害対応等のための遠隔操作機器(ロボット等)の開発・実証試験が行える施設です。VR(仮想現実)技術を用いて、あたかも1F現場にいる感覚を体験できるシステムを当日は体験させていただきました。
(5)Jヴィレッジ(宿泊先にてグループワーク実施)【双葉郡楢葉町】
参加者20名の方に自己紹介を含め、参加した動機や一日目を終えてのご感想を1人ずつお話いただきました。再エネに対する20通りの見方を知る貴重な時間であり、参加者様同士もお互いを知る良い機会となったようです。
■二日目
(6)浮体式洋上ウィンドファーム地上操作室【双葉郡楢葉町】
福島洋上風力コンソーシアムが運営する風力発電所の操作室を視察させていただきました。世界初となる浮体式洋上風力発電所を実現するため福島県沖で浮体式洋上風力発電システムの実証研究を行っております。丸紅株式会社様から「ふくしま未来」、「ふくしま絆」、「ふくしま新風」、「ふくしま浜風」の概要をご説明いただき、運転維持管理を行っている操作室を見学しました。
(7)えこえね南相馬ソーラーヴィレッジ【南相馬市】
農地をつかった太陽光発電”半農半エネ”で農業再生と地域活性化に取組んでおります。持続可能な農業を目指しており、ソーラーシェアリングのポイント、南相馬を再エネのモデル地区にする思いをご説明いただきました。
(8)南相馬真野右田海老太陽光発電所【南相馬市】
住友商事㈱様から、2018年3月20日に商業運転を開始した、発電容量59.9MW・太陽光パネル221,496枚もの発電所を見学させていただきました。展望台から壮大な太陽光パネルを一望しました。
(9)万葉の里 風力発電所【南相馬市】
南相馬市鹿島区にある9,400kW(2,350kW×4基)の風力発電所です。2018年3月15日に運転を開始されました。当日は、㈱南相馬サステナジー様から、事業の概要、地域貢献について、日立パワーソリューションズ様の風車についてご説明いただきました。
(10)そうまIHIグリーンエネルギーセンター【相馬市】
再生エネルギーを活用した地域づくりとして、”CO2フリースマートコミュニティ”の実現を目指されています。当日は、太陽光発電の地産地消、太陽光の余剰電力を水素・熱に変換した有効利用、災害時の防災機能についてご説明いただきました。