トップページ > お知らせ > セミナー開催報告 【エネルギー政策の方向性と事業規律、ペロブスカイト太陽電池の現状と展望セミナー】
セミナー開催報告 【エネルギー政策の方向性と事業規律、ペロブスカイト太陽電池の現状と展望セミナー】
開催方法:会場及びオンデマンド配信
R7年8月28日(木)にコラッセふくしま5階研修室にて開催しました。
当日の講演内容は、R7年9月10日(水)~9月24日(水)オンデマンド配信(録画配信 YouTube)しました。
【受講者の感想(一部)】
「太陽光発電の事業規律の強化、具体的な施策について勉強になりました。」
「ペロブスカイトの現状、課題、今後に向けての動き等、非常に参考になりました。」
「新たな太陽電池の開発の現状を知り、将来性と困難性とても興味深く聞かせていただきました。」
■1「再エネの主力電源化/長期安定電源化に向けた政策動向」
講師: はつき法律事務所 代表弁護士 野間 裕亘 氏
【主な講演内容】
・再エネに関する政策の動向
(CN/GX、エネルギー分野・再エネ分野、太陽光発電に関する政策動向)
・太陽光発電に関する具体的な施策
・地域共生のための事業規律の強化として、大規模電源(50kW以上)や周辺地域に影響を及ぼす可能性が高いエリア(土砂災害警戒区域エリア等)は、周辺地域住民への説明会の開催をFIT/FIP認定の要件化、低圧(50kW未満)は事前周知措置(ポスティング等)をFIT/FIP認定の要件化
・実質的支配者の変更等の認定厳格化(認定事業者の「密接関係者」の変更が新たに変更認定事由に追加)
・長期安定適格太陽光発電事業者制度の要件(太陽光発電事業を長期的かつ安定的に実施するために必要な能力、経験及び管理体制を有すること等)、適用される特例
・屋根設置太陽光発電の初期投資支援スキーム(2025年10月~)
FIT/FIP価格を二段階とし、初期価格を高く設定することで屋根設置太陽光発電を促進
■2「ペロブスカイト太陽電池の現状と展望~特徴とビジネスチャンス~」
講師:国立研究開発法人産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター
ペロブスカイト太陽電池研究チーム 主任研究員 古郷 敦史 氏
【主な講演内容】
・ペロブスカイト太陽電池の特徴
発電メカニズム、作製方法、長所(フレキシブル化)、タンデム太陽電池について
・ペロブスカイト太陽電池の課題
耐久性、大面積作製技術
・ペロブスカイト太陽電池の構造と安定性
光劣化のメカニズムはよくわかっていない。耐熱性が課題。
・鉛フリーペロブスカイト
・企業の動向
開発メーカー、材料メーカーの状況
海外におけるペロブスカイト太陽電池の開発動向
・将来展望
耐久性の改善が最重要課題、大面積塗布技術の開発、コスト等が大事になる。