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お知らせ

セミナー開催報告『地方創生に向けた再生可能エネルギー活用セミナー』

令和2年2月7日『地方創生に向けた再生可能エネルギー活用セミナー』を開催しました。

 

1 「再生可能エネルギーを活用した農業再生の取組み」
   講師 一般社団法人えこえね南相馬研究機構 代表理事 高橋 荘平 氏

  えこえね南相馬ソーラーヴィレッジについて、農地と太陽光発電の共存による農業再生と地域活性をテーマにお話をいただきました。多くのソーラーシェアリングの事例と太陽光発電の下で育てている作物の紹介、また地域の収益還元として、菜の花まつりや菜種油の製造・販売支援、絞りカスを使ったバイオガスの取組みなどを紹介いただきました。  

 

2 「再生可能エネルギーによる地方創生について」
   講師 東京大学 教養学部 附属教養教育高度化機構 環境エネルギー科学特別部門
      客員准教授 松本 真由美 氏

  再エネによる地方創生の海外の事例として、ドイツのシュタットベルケの紹介、電気自動車(EV)の推進やハワイのマイクログリッドを目指している取組み等についてお話をいただきました。

  国内の事例では、地熱を生かしたまちづくり、林業振興と地域活性化を目的とした木質バイオマス発電所や地域熱供給の取組み、バイナリー発電所の事例等をご紹介いただき、最後にSDGsと地方創生の項目の中で、自治体SDGsモデル事業の取組みと再エネを活用した地方創生への提案についてお話をいただきました。

 

3 「長野県環境エネルギー戦略の取組」
    講師 長野県環境部環境エネルギー課  担当係長 山中 徹也 氏 

  長野県では、環境エネルギー戦略の基本目標である「持続可能で低炭素な環境エネルギー地域社会をつくる*」の下、様々な取組を展開されており、その中でも特徴的な取組について(家庭・事業活動・建築物の省エネ政策、自然エネルギー信州ネット、FITによる自然エネ発電事業への収益納付型補助制度や小水力発電キャラバン隊の取組み、信州屋根ソーラーポテンシャルマップ等)お話をいただきました。

*持続可能で低炭素な環境エネルギー地域社会とは、
 「経済は成長しつつエネルギー消費量と温室効果ガス排出量の削減が進む経済・社会構造」を有する社会。 

 

会場の様子