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セミナー開催報告【再エネ関連の制度変更、発電設備の適切な維持管理等最新動向セミナー】
開催方法:会場及びオンデマンド配信
R6年2月16日(金)にコラッセふくしま 5階 研修室にて開催しました。
当日の講演内容は、R6年2月27日(火)~3月12日(火)オンデマンド配信(録画配信 YouTube)しました。
【受講者の感想(一部)】
「新制度についてわかりやすく説明いただき参考になりました。」
「タイムリーな内容で大変勉強になりました。」
■1「地域と共生した再エネの大量導入に向けて」
講師:経済産業省 東北経済産業局 資源エネルギー環境部 エネルギー対策課 係長 菊池 隼人 氏
【主な講演内容】
1.グリーン・トランスフォーメーション(GX)
再生可能エネルギーの導入推移として再エネの電源構成比は2022年度21.7%、2030年の導入目標として36~38%。
2.最近の電力動向
3.「地域と共生した」再エネの最大限導入に向けて
再エネの安全面、防災面、景観・環境等への影響、将来の廃棄等に対する地域の懸念が顕在化していることを受け、再生可能エネルギー長期電源化・地域共生WG 第2次取りまとめが行われた。
(概要)
・①森林法の林地開発許可、②宅地造成及び特定盛土等規制法の許可、③砂防三法の許可は、認定手続の厳格化。
・周辺地域の住民に対し、説明会等の事前周知を求め、FIT/FIP認定要件化。
また、次世代型太陽電池(ペロブスカイト太陽電池)の社会実装を実現するため、グリーンイノベーション基金を活用した実用化に必要な製造技術の確立を目指した支援を実施中。
■2「太陽光発電設備の適切な維持管理、リサイクルに関する動向について」
講師:一般社団法人太陽光発電協会 技術部長 亀田 正明 氏
【主な講演内容】
1.保守点検について
点検の基本原則、小規模事業用電気工作物の保安規則について、保守点検の進め方、太陽光発電システム保守点検ガイドライン、定期点検要領例、地上・屋根設置のPVシステムの定期点検例等
太陽光発電システムの不具合事例とその対処例
太陽電池モジュールガラス割れ・飛散・雪害等による出力低下等
2.太陽電池モジュールのリサイクルへの取組
リサイクルの現状、太陽電池パネルの3R(リデユース/リユース/リサイクル)実現に向けた課題、課題に対するJPEAの取組(中間処理業者の紹介、住宅用太陽電池パネル取り外し可能事業者公開等)、再エネ特措法の改正にともなう注意事項(2024年4月以降、含有物質情報や製造期間の登録が求められる)等。
太陽光発電の長期安定電源化にはメンテナンスや電源として定期保全が不可欠。